#HA06-01 2013-07-18
発言数 | 116 |
---|---|
表示 |
00:04:00
MorisWork -> Morris
02:31:03
Morris -> MorrisZZZ
02:33:33
TK-Leana -> TK-Leana_sleep
02:59:48
! utako (Quit: Leaving...)
03:14:24
! kisito (Quit: Leaving...)
07:34:15
! arca (Quit: )
07:48:52
+ OTE_ (OTE_!metral@FL1-119-244-8-239.myz.mesh.ad.jp) to #HA06-01
07:50:14
! OTE (Ping timeout: 121 seconds)
08:52:17
+ H_Aoi (H_Aoi!H_Aoi@u542117.xgsnuf61.imtp.tachikawa.mopera.net) to #HA06-01
10:32:04
+ koi-chan (koi-chan!koi-chan@p10051-ipngn3002marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp) to #HA06-01
11:29:32
koi-chan -> koi-chan[work]
12:21:49
! H_Aoi (Quit: Leaving...)
12:30:50
+ H_Aoi (H_Aoi!H_Aoi@u542117.xgsnuf61.imtp.tachikawa.mopera.net) to #HA06-01
12:35:59
+ shin (shin!shin@nfmv001014070.uqw.ppp.infoweb.ne.jp) to #HA06-01
12:37:50
+ shin_ (shin_!shin@nfmv001014070.uqw.ppp.infoweb.ne.jp) to #HA06-01
12:38:08
! shin_ (Connection closed)
12:38:23
- shin from #HA06-01
12:38:39
+ shin (shin!shin@nfmv001014070.uqw.ppp.infoweb.ne.jp) to #HA06-01
12:39:35
- shin from #HA06-01
12:52:33
! H_Aoi (Quit: Leaving...)
13:15:40
+ H_Aoi (H_Aoi!H_Aoi@u542117.xgsnuf61.imtp.tachikawa.mopera.net) to #HA06-01
13:50:27
+ utako (utako!utako@KD106175255242.ppp-bb.dion.ne.jp) to #HA06-01
13:50:38
! mikeyama (Ping timeout: 121 seconds)
15:30:09
! H_Aoi (Quit: Leaving...)
16:52:21
koi-chan[work] -> koi-chan
17:50:28
+ mjolnir (mjolnir!mjolnir@w0109-49-135-255-188.uqwimax.jp) to #HA06-01
17:54:57
+ meltdown (meltdown!meltdown@d131.Wst10N1FM3.vectant.ne.jp) to #HA06-01
17:55:52
! utako (Quit: Leaving...)
18:19:37
TK-Leana_sleep -> TK-Leana
18:34:05
+ kisito (kisito!kisito@60-32-211-1.ip1.george24.com) to #HA06-01
19:12:51
MorrisZZZ -> Morris
20:18:49
+ arca (arca!arca@KD106161031018.ppp-bb.dion.ne.jp) to #HA06-01
21:28:37
! arca (Quit: )
21:34:56
+ arca (arca!arca@KD106161031018.ppp-bb.dion.ne.jp) to #HA06-01
21:40:10
<arca> ---
21:42:21
<arca> #とあるビルディングの屋上
21:44:17
<arca> #日が暮れ、遠目に茜色がみえる
21:45:02
<arca> #人気はないが、眼下にはネオンと乗用車のヘッドランプの流れが望める
21:46:38
<arca> 歩:「んー…」
21:47:33
<arca> #そのビルの上から周りの様子を見回す
21:48:35
<arca> #言ったん手すり近くで見回したが、すぐに軽やかに跳躍して給水塔の上に立つ
21:49:04
<arca> #そしてまた辺りを見回した
21:51:50
<arca> 歩:「ん、あの辺りがにおうわね」
21:52:59
<arca> #区々に光の灯る市街地の一角に眼を留め、僅か笑みをこぼす
21:55:23
<arca> 歩:「どんな怪異が起きているのかしら」
21:58:04
<arca> #ゆっくりと立ち上がり、ふわりと給水塔から降りる
21:58:38
<arca> #しかし、その身体は屋上のユカにたどり着く前にふっと消えた
21:59:44
<arca> #辺りには街の遠い響きだけが残る。
22:04:14
<arca> ---
22:04:45
<arca> #市街地の一角
22:05:28
<arca> SE:シュンッ
22:06:04
<arca> #建物の影に歩の姿が現れる。
22:06:35
<arca> #一歩出ると人の往来が有るが、その暗がりには誰もみ向きしていなかった
22:09:49
<arca> 歩:「これからこの辺りで何か起きる感じがするわ…もう少し様子見よっと」
22:10:43
<arca> #壁に寄りかかり、街路の往来を眺め始めた。
22:13:39
<arca> #しばらく待つと、街路に古風な服装を身に纏った男児が現れた
22:13:55
<arca> #背中に何やら大きな荷物を背負っている
22:16:03
<arca> 歩:「なにかしら…パイプ椅子?」
22:17:25
<arca> 男児:(シャッターの下りたテナントの辺りで立ち止まり、きょろきょろと様子を伺っている
22:20:01
<arca> 男児:(軽く頷き、背中の荷物を降ろし始めた
22:20:29
<arca> 歩:「出店でも出すのかしら」
22:21:03
<arca> #パイプ椅子を展開し、折りたたみ式の机も展開する
22:21:40
<arca> #その上に白い布を被せ、水晶玉を載せた
22:21:51
<arca> 歩:「なるほど…占い師なのね」
22:24:07
<arca> 男児:(一通りの段取りを整えると、パイプ椅子にちょこんと座った
22:28:54
<arca> #そして懐から立て札を取り出し、机に立てた。
22:29:11
<arca> 立て札:「ネイルアート。指一本200円」
22:29:31
<arca> 歩:「えっ!?」
22:30:06
<arca> #歩の表情が一瞬氷る
22:30:31
<arca> 歩:「ネイルアート…じゃああの水晶玉は一体…」
22:34:51
<arca> #困惑の表情
22:35:22
<arca> 歩:「ま、まあ飾り…なのかしら」
22:36:28
<arca> #風貌や印象はどう見ても易者風であるが、立て札を立てた後メイク道具の入った小箱を取り出し始めた辺り、本当にネイルアートの出店なのだろう
22:38:58
<arca> 歩:「ふう…どちらにしてもあの幼い身でで出店を開くなんて、変わってるわ」
22:41:52
+ mikeyama (mikeyama!mikeyama@pc68437.nigtnt01.ap.so-net.ne.jp) to #HA06-01
22:43:43
<arca> 歩:「何か事情があるのかしら?もう少し様子を見ましょう」
22:45:55
<arca> #帰宅途中のOLやJKが一瞬立て札に興味を示すが、男児の姿を見るや訝しげになり足を止めることはない
22:46:31
<arca> 歩:「なかなか立ち止まる気配はないわね。私だったら思わず立ち止まっちゃうのに」
22:49:16
<arca> 男児:「…」
22:49:44
<arca> #呼び込みをする気配はなく、グッと口を結び礼儀正しく座っている
22:51:14
<arca> JKイ:「ん?なにあれ、ちょーうけるんだけどw」
22:51:28
<arca> JKロ:「え?なになに?」
22:51:53
<arca> #程なくして、JKのグループが男児の出店に気付き立ち止まった
22:54:20
<arca> JK:「ネイルだってさwて言うかこのガラス玉なに?綺麗なんですけど」
22:54:53
<arca> JKハ:「ほんとだーw」
22:55:41
<arca> 男児:「…いかがですか」
22:56:14
<arca> #締まった顔のまま小さく
22:59:37
! meltdown (Quit: 皆様に「砂漠の風」のあらんことを)
23:00:43
<arca> JKイ:「一本200円だってさ」
23:03:33
<arca> JKロ:「安くない?うちが行ってるとこ4000円とられるんですけど」
23:05:10
<arca> JKハ:「マジ?まあうちもそんなもんだけど。ぼくー、見本とかない?」
23:05:31
<arca> JKロ:「て言うかほんとにネイルできんの?」
23:06:06
<arca> 歩:「確かに…」
23:06:26
! koi-chan (Quit: 鯉は川底の寝床に帰りましたとさ、おしまい。)
23:07:01
<arca> 男児:「見本ですか…今自分にしてあるものでしたら」
23:07:35
<arca> #男児がスッと両腕を机の上に晒した
23:09:16
<arca> JK:「えっなにこれは」
23:10:00
<arca> JKロ:「なにこれ?きもーい!」
23:10:22
<arca> JKハ:「不気味だわ…やめよやめよ」
23:10:45
<arca> #なんかドン引きして去っていくJK一同
23:10:58
<arca> 歩:「どうしたのかしら…」
23:11:41
<arca> 男児:「……」(逃げていくJK達をしばらく見送り、また客待ちをしている
23:13:22
! mjolnir (Ping timeout: 121 seconds)
23:13:40
+ mjolnir (mjolnir!mjolnir@w0109-49-135-255-188.uqwimax.jp) to #HA06-01
23:13:42
<arca> 歩:「気になるわね…」
23:15:56
<arca> #なにを見てJK立ちが引いたのかが気になり、建物の影から出ていく
23:16:16
<arca> 歩:「こんばんは」
23:16:31
<arca> 男児:「…いらっしゃいませ」
23:16:52
<arca> #そして男児の出店の前へ
23:17:27
<arca> 歩:「ネイルアートか…どんな感じのが得意なの?」
23:18:21
<arca> 男児:「はい。見本は…自分でしているものでしたら」
23:18:45
<arca> #膝の上においていたであろう両手を机の上に晒す
23:19:58
<arca> #すると、男児の両手の爪にはびっしりと梵字が墨で書かれていた
23:20:13
<arca> 歩:(ビクっ
23:20:35
<arca> 男児:「…どうでしょう」
23:21:00
<arca> 歩:「これは…あの子達が気味悪がるのも分るわ…」
23:22:20
<arca> #一昔前に、米粒に文字を書くペンのCMがあった。まさにそんな感じの文字がびっしりと詰まっている。なんとも言えない生理的な不気味さだった
23:23:19
<arca> 男児:「…見ていたんですか?」
23:23:45
<arca> 歩:「え?あぁ…通りすがりにね。ちょっと気になっていたから」
23:25:19
<arca> 男児:「そうですか…それもそうですね。こんな年頃の子供が出店で、しかもネイルアートだなんて」
23:25:34
<arca> 歩:「あはは…(自覚はあるのね」
23:28:13
<arca> 男児:「さっきの人達やあなたの反応を見ると…これはあんまり受けが良くないみたいです」
23:28:22
<arca> #自分の爪を見つつ
23:29:05
<arca> 歩:「そうね…正直、ちょっと不気味かな」(微笑みつつ
23:29:37
<arca> 男児:「そうですか…最近の流行を取り入れた良いアイディアだと思ったんだけどな」
23:30:39
<arca> 歩:「良いアイディア?」
23:31:34
<arca> 男児:「はい。実は僕、本業は護符屋なんです」
23:31:47
<arca> 歩:「護符屋?…お守りとか売ってるの?」
23:32:25
<arca> 男児:「はい。元々は易者をしながら、その人に合った護符をその場で書いていたんです」
23:32:56
<arca> 男児:「でも、最近売り上げが少なくなってきて…」
23:33:17
<arca> 歩:「ははぁ、それでネイルアート」
23:34:22
<arca> 男児:「はい、流行のネイルアートをヒントに、符の替わりに爪に直接施せば若い人に浮けると思い…」
23:35:21
<arca> 歩:「着想はいい気がするけど…この見た目じゃあね…」
23:35:39
<arca> 男児:「そうですか…」(しゅん
23:37:35
<arca> 歩:「そうね、モチーフとして取り入れるのは良いんじゃない?護符としてよりも、もっと綺麗さを押し出さないと」
23:38:01
<arca> 歩:「かわいいネイルアートを勉強してさ」
23:38:45
<arca> 男児:「直球過ぎるということですか。かわいく…」
23:39:20
<arca> 歩:「そうそう」(メモ帳をかりかり
23:39:51
<arca> 男児:「分りました、もう少し勉強してみます」
23:40:10
<arca> 歩:「がんばってね」
23:40:56
<arca> 男児:「はい…アドバイスのお礼と言ってはなんですが、これをお受け取りください」
23:41:16
<arca> 歩:「お礼だなんて、気にしなくて良いわ」
23:41:34
<arca> 男児:「そう仰らず、どうかお受け取りください」
23:41:56
<arca> 歩:「そう?…じゃあ遠慮なく。ありがとう」
23:42:08
<arca> #さしだされた護符を受け取った
23:43:47
<arca> 歩:「うーん、ただ貰うだけもなんだし。指一本分お願いしようかな?」
23:44:17
<arca> 男児:「本当ですか?ありがとうございます!…なるべく可愛くしますね」
23:44:31
<arca> 歩:「うふふ、おねがいします」
23:44:40
<arca> ---
23:45:20
<arca> #男児に左手の小指にネイルアート(?)を施してもらい、帰路につく
23:46:11
<arca> 歩:「からふるで、あの子の指にされてたものに比べたらかわいい感じね」
23:46:35
<arca> 歩:「元々器用みたいだし、上手くいくと良いわね」
23:47:15
<arca> #本日の出会いを手帳に記ながら、そんな事をつぶやく
23:47:20
<arca> ---
23:47:37
<arca> 歩の吹利怪異探訪